製材された木材には、木目が現れます。この木目とは、色の濃い部分と色の薄い部分が、交互に重なり層になっているので、柄のように見えるのです。
ちなみに、色の濃い部分は晩材と言って、冬にゆっくり成長して硬い性質を持っていて、色の薄い部分は早材と言って、夏場にぐんぐん育って、晩材と比べ柔らかい性質があります。濃い部分と薄い部分一つずつで、一年の成長を測れます。
この木目とは、年輪を垂直方向に切った断面の柄のことです。
丸太から板に製材する時の、年輪に対する切る角度によって、木目の出方が変わってきます。
写真の上のタケノコのような木目の板を「板目」、下の真っ直ぐな層のような木目の板を「柾目(まさめ)」と言います。
これら二つの板は、見た目だけでなく、木材としての性質も異なりますが、またそれは次の機会に。 H